FC2ブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

  • 07
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 09

幾度も来る悦びと哀しみを重ねて空の青に還らん

翼の母上が、自宅の電話機に溜まつた留守電を整理しようと聞き返していて、亡くなつた翼の叔母さんの留守録を発見したらしい。
その人は母上の姉に当たる人で、数年前に癌で亡くなつたさうだ。

その留守録を、翼は聞きたいと言ふ。
叔母さん存命の間は、他の人と同じようにやうに、筆談や、簡単な手話で会話をしてゐたが、亡くなつた今、声を聞きたいのだと、翼は泣いた。

小学校の6年生くらゐまでは、右耳だけだけれど、聴こへてゐたさうで、聴こへなくなつてからも、泣く程、焦がれる程に聞きたい声は無かつたといふ。

「聞きたいつて、思つちやつたんだよね。」

かう云ふ気持ちは、理屈ではないのだらう。




  1. 彼との事
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0


黄金週間。

今年のゴールデンウィークは、随分長く休みを取りました。

晴天には恵まれたものの、風の強い日が多く、行けるだけ行かうと思つてゐたけれど、テニスは二度、中止になつてしまつた。
相棒の仕事関係の知り合ひで、60代のペアと試合をしました。
一人は足が悪く、軽く引き摺る感じだつたにも関はらず、球筋を読むのがとても上手くて、走らないのに、いつの間にかボールの落下地点に居るんだよね。
逆に俺の方が、ドロップショットの時に、面を作るのが遅いと言はれてしまひました。
ほんの僅かな迷ひを読まれてゐる。

「遠慮しないで、どーんと来なさい。」

非常に男前な方でした。

その他は、ドライブに行つたり、家でだらだらしたり、翼と二人で、地元の商店街を探検に出掛けたりしました。
駅に近い所に在るお茶屋さんが、知らない間に代替はりをしてゐて、若夫婦が店頭に立つてゐました。
そして、これも新しい主人のアイディアなのでしようか、懐かしい感じの縁台を置いて、喫茶スペースにしてありました。
翼は少し前から知つてゐたやうで、気になつてゐたのだと言ふので、本屋の帰りに寄つてみました。
串団子を一本ずつと、熱い煎茶を一杯ずつ。丁度、新茶の時期なので、玉露の冷たいのを、小さなコップにサービスして頂きました。
そこは玉露。流石の味でしたけれど、値段を聞いてギョッとしました。
庶民の飲むお茶ぢやないよね、あれは。
結局、食事の時に飲む焙じ茶と玄米抹茶、抹茶の飴、綺麗な丸いお麩を買つて帰りました。

これは津久井へドライブに行つた時に買つた、お土産の餡パン。



「近くまで来てるなら、家に寄りなさい。」

と、翼のお父さんが。

まあ、近いつちやあ近いけどな。






  1. 日常


春のスイーツ祭。

春のイベントと言へば、“恵方巻”でもなく、“イースター”でもなく、“バレンタイン”だよね。

相変はらず、外へ出して貰へなくて、チョコの数は増えません。
外回りすると、たくさん貰へるんだよ。

義理チョコだつて、チョコはチョコだからね。

今年のチョコ。

マカロンの流行りは終はつたのか。

翼からは手作りの“ガトーショコラ”でした。「帰つて来てからね。」と言はれたんだけど、ゴネて一切れ貰つた。

帰つて来てからも、ゴネまくつて「あ~ん♪」して貰つたんだけど、そつちは撮るの忘れたから、翼が撮つた画像を借りました。

諦めないつて大事ですね。

翼の方は、最近では、慣れたのか、諦めたのか、大抵のお願ひは聞いてくれます。
「諦めが大事。」ださうです。

さて、今日は“ホワイトデー”ですけれど、今年は干菓子にしました。
四季の花と、ハートや四つ葉のクローバー、小鳥のモチーフの、小さな干菓子の詰め合はせを見つけたので、それと大判のハンカチを。周りをレースで囲んであつて、食事の時等に、膝に掛けられるサイズとのこと。
デパートのお姉さんに相談して、アドバイスを頂きました。

日頃の感謝を込めて…

来年も宜しくね!



  1. 日常
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0


春光の転がつてゆく富士見坂

俺は美味い物は大きな一口で食べる。
逆に翼は、一口が少な目だ。
少しずつ食べれば、それだけ幸せが長く続くと云ふ事らしいのだけれど、口一杯に頬張るのも、なかなか、良い物だと思ふんだけど。

口一杯に、喉まで咥へ込んで、たつぷり味はふ。涎を垂らしながら、無我夢中で貪る。

美味い物の食べ方つて、さう云ふ物だよね。
  1. 彼との事


乙女の祈り。

ハンドクリームをしつかりと塗つても、まだ、乾燥する気がするんだ、と言つたら、うちの女の子が、塗った所を手のひらで覆つて、体温でパックをするのだと教へてくれました。
確かに、あの若くて、柔らかくて、瑞々しい手で包んで貰つたら潤ひさうだなあ、と思ひました。

いや、自分の手でやるけどさ。

傷の手当て等の“手当て”は、実際に、手を患部に当てて、治癒を促す事に由来するのだと聞いた事が有る。
中学の同級生の女の子は、胸に手を当てて、

「大きくならないかなあ。」

なんて言つてゐたけれど、あれは、なかなか、可愛らしい仕草だつたなあ。
果たして、胸は大きくなつたのだらうか。
男はやらなかつたのかな。まあ、中学生で、ちんこの大きさを気にするやうな、大人つぽい気持ちを持つた奴がゐたのかどうか。
どちらかと言へば、毛の方に意識が行つてゐたやうな気がする。
俺は手足も、あそこも、ツルンツルンだつた。今もたいした事はないけどな。

さう言へば、あれは上から生へるのだらうか。下から生へるのだらうか。
俺は下からだつた気がする。
上も下も薄いから、定かではないのだけれど。

あ、上は“腋毛”の事ですよ。頭髪の話ではありません。

さう言えば、A沢が手袋を片方落としたと嘆いてゐた。
ラベンダー色の、手首に同じ色の大きなリボンが着いた手袋だ。彼女の小さな手に、とてもよく似合つてゐたから、見つかると良いなあ。
A沢は手袋を嵌める時に、神に祈りを捧げるやうに、胸の前でキュッと両手の指を組む。
その仕草も可憐で、大変に愛らしいのです。

手袋、プレゼントしようかなあ。







  1. 職場
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

<<NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>