FC2ブログ

帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

  • 07
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 09

親孝行。

正月に実家へ帰つてゐた時に、近所に住む幼馴染みに会つた。
奴は就職して東京へ行き、嫁を連れて地元に帰つて来たと云ふ、近所でも評判の孝行息子だ。
車が趣味で、東京にゐた頃はよく連んで走りに行つたつけ。

さて、この孝行息子、最近犬を飼つたと言ふ。

「親父も歳食つて、足腰が弱つてきたろ。でも一人で散歩つつふのも淋しいかと思つてさ。」

そこで、親父さんの散歩のお供にと云ふ事らしい。
さすが孝行息子と思つたら、嫁さんの入れ知恵なんだと。

処が、犬を飼つて一年も経つた頃、問題は起きた。
親父さんが一人では犬の散歩に行けなくなつてしまつたのだ。

親父さんが弱つたのではなく、犬に問題が有つた。

嫁さんは、チワワやポメラニアンとかの小型犬を想定してゐたのだけれど、この馬鹿…否、孝行息子は犬の値段を見て、勿体ないと考へたらしい。
嫁さんに何の相談も無く、近所で生まれた雑種の仔犬を貰つてきたのだ。

「それが、あつと云ふ間にでつかくなつちまつてさあ。」

まいつたなあと言ひながら、孝行息子は柴犬をそのままデカくしたやうな、秋田犬の雑種に引き摺られるやうにして、散歩に出掛けて行つた。
スポンサーサイト
[PR]

  1. 日常
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

<<タイトルなし | BLOG TOP | kiss and ride.>>

comment


 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback