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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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あちこちを掻かれ抓られ姫始め

果たしてラブホテルが減つたのは、少子化のせいなのだらうか。

昨年末の喧嘩は、幸ひ持ち越す事は無かつたのだけれど、カナダにゐるボスからだと云ふ、クリスマスカードを見せられて凹む俺。

『大切な君へ』

だの、

『いつも忘れない』

だの、

『愛を込めて』

だの、俺はそんな事、絶対に部下には言ひませんからね。
でつぷり肥つた太鼓腹をサンタの衣装に包んで微笑むボスは、俺から見ても確かにチャーミングではある。
が、サンタのコスプレとか発想がな。

ふん。

縦にはデカイが、貫禄の無い俺は、かう云ふ体格の良い人に激しくコンプレックスを刺激されるのです。

二人きりの時に他の男の話をするなよなあと思ひながらも、ボスの事を根掘り葉掘り訊ねてしまふ俺つて、本当に情けない。
全く、年明け一発目がそれなんてさ。

ボスはよく翼の後頭部を触つて、日本人にしては頭の形が良いねと誉めるのださうだ。
僕は未熟児だつたからと言つて羞じらふ翼を見て、眉間がチリチリするのを感じた。

俺のモノに気安く触りやがつて。
つふか、気安く触らせる翼も翼だがな。

俺は嫉妬深いし、心が狭い。翼がお世話になつてゐるボランティアの若い男から翼に笑ひ掛ける靴屋の店員にまで焼き餅を妬く。
しかし見栄つ張りだから開き直る事も出来ず、この沸点の限り無く低い嫉妬心をなんとか抑へ込んで知らん顔をしてゐる。

そんな俺を誰か褒めて下さい。

果たして、“姫始め”は季語に成り得るのだらうか。


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  1. 彼との事