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帆を張るやうに胸を張れ

同性愛者のサラリーマンのblog

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おねだり。

朝、ソファーに座つてニュースを見てゐたら、翼が俺の膝に跨がるやうにして乗つて来た。そしてそのまま両手を俺の首に掛けて顔を近付けてくる。

翼は普段、絶対にこんな事しないから、すげえドキドキしたんだけど、此方が手を出して捕まへやうとしたら、鼻先へひよいとノートが出てきた。

何の事は無い、友達と遊びにゆく足になれと云ふ事だつた。

「で、報酬は?」

翼は笑ひながら、首を傾げてうーんと考へる振りをしてゐる。

Tシャツの背中へ手を入れて撫で回す。
胸に顔を埋めて小さな突起を探してゐると、珍しい事に翼の方から押し付けてきた。

Tシャツの上から吸うやうにして唇で扱いてやると、翼は俺の首に置いた手のひらで、俺のうなじから後頭部に掛けてゆつくりと撫で上げた。
背筋がぞくぞくつとして、それに呼応するやうにペニスが硬く勃起し始める。
俺は舌先に触れる突起を散々に弄くり回してから、もう一つの方へ唇を移動した。

「かう云ふのは、両方同じに可愛がつてやらないと。」

さう言ふ俺に翼は軽く眉を顰める。
薄く開いた唇から零れる吐息は、小さく乱れ始めてゐた。

「同じにしないと色とか形とか、違つてきちまうからな。」

さう言つてまだ触れてゐない方の突起に吸ひ付いてやると、華奢な背中が仰け反つた。
目を上げると潤んだ瞳が俺を見下ろしてゐる。

「どうして欲しい?」

腿に手のひらを這はせながら尋ねると、薄く開いてゐた唇がぎゆつと閉じた。
両手で俺の頬を包んで仰向かせ、ゆつくりと唇を合はせる。

素直に口付けに応じながら俺は考へてゐた。これからどうやつて、翼に“おねだり”をさせてやらうか。
この俺を足に使ふんだから、それなりに報酬は戴かないとな。

翼は唇を離すと自分からTシャツの前を捲り上げた。
ここまで積極的なのも珍しい。

「下も脱げよ。」

翼は俺の膝から下りるとスウェットパンツを脱いだ。床の上に座つて俺の視線を誘ふやうに足を開く。

全く、俺は自分の堪へ性の無さに、舌打ちをしたい気分になつた。

今日も“おねだり”をさせる処か、ひたすら“ご奉仕”をする事になりさうだ。


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  1. 彼との事